バリカーとは?街の安全を守るバリカーの役割と種類について解説
あなたはこんなお悩みを抱えていませんか?
- 車や歩行者が勝手に敷地に入ってきて困っている
- 駐車場の無断駐車を防ぎたい
- イベント会場の安全を確保したい
もしそうなら、バリカーが解決策となるかもしれません!
バリカーは、街の安全と秩序を守る縁の下の力持ちです。
工事現場やイベント会場、駐車場など、様々な場所で活躍しています。
この記事では、バリカーの役割、種類、設置場所について詳しく解説します。
バリカーとは?
バリカーとは、車や歩行者の進入を制限したり、危険な場所を警告したりするために使用される設備です。
駐車場の入り口や敷地と道路の境界、歩道部分や公園の入り口など、車の進入を制限したい場所に取り付けられます。
「バリカー」という言葉は、「バリケード」という意味の英語「barricade」に、車を表す英語「car」を組み合わせた造語と言われています。
バリカーには、様々な種類があり、それぞれ異なる役割を持っています。
バリカーを設置する目的
ここからは、バリカーを設置する目的について見ていきましょう。
車の飛び込み事故を防ぐバリカー
車の飛び込み事故を防ぐために、バリカーを設置することがあります。
例えば、コンビニエンスストアの駐車場では、車の誤操作による店舗への飛び込み事故を防ぐために、バリカーを設置することがあります。
また、交差点の角や交通量の多い道路のカーブに面した家では、車が誤って敷地内に飛び込んでくるのを防ぐために、敷地境界にI型やコの字型のバリカーを設置することがあります。
これらの場所は、車のコントロールを失いやすく、飛び込み事故が発生しやすい場所です。
バリカーを設置することで、車の侵入を防ぎ、事故のリスクを軽減することができます。
バリカーによる防犯対策
バリカーは、物理的な障壁として車の盗難防止に役立ちます。
駐車場などにバリカーを設置することで、車両を移動させにくくし、盗難を阻止します。
さらに、バリカーを動かす際に発生する金属音は、周囲に響き渡ります。
窃盗犯は、このような音が発生することを嫌うため、犯行を躊躇する可能性が高いと言えるでしょう。
また、敷地境界にバリカーを設置することで、心理的な侵入障壁を作り出すことができます。
侵入者が容易に敷地内に入れない雰囲気を演出することで、犯罪の抑止効果が期待できます。
このように、バリカーは物理的な防犯対策に加え、心理的な効果も期待できる防犯ツールと言えるでしょう。
進入禁止を明確に伝える
私有地や危険区域など、車や人が進入してはいけない場所には、バリカーを設置することで明確な境界線を示します。
進入を防ぎ、事故やトラブルを未然に防ぐ効果があります。
例えば、住宅街の角地に住んでいる場合、車や歩行者がショートカットのために敷地に入ってきてしまうことがあります。住民にとっては、無断で敷地に入られるのは不快なものです。
このような場合、バリカーを設置することで、車の侵入を物理的にも視覚的にも防ぐことが可能です。
バリカーがあることで、わざわざ外して侵入しようとする人はほとんどいないため、効果的な対策となります。
バリカーの種類
道路や駐車場などでよく見かける「バリカー」。車止めや通路規制など、様々な役割を担っています。
しかし、バリカーには種類があることをご存知でしょうか?
今回は、用途に合わせた3つのバリカーの種類とそれぞれの特徴をご紹介します。
動かない!頑丈な「固定式」バリカー
固定式バリカーは、コンクリート等で地面に固定された、動かすことができないタイプのバリカーです。
主な材質はスチール製とステンレス製で、特に太いものは侵入防止ではなく、保護ポールとして使用されます。
近年では、夜間の視認性を高めるために先端部分が発光するタイプも登場しています。
その他、擬石タイプの固定式バリカーもあります。
これは本物の石のような風貌で、一般的には公園の入り口や歩道などによく配置されます。
耐久性に優れており、雨や風などの天候に対して強い特徴があります。
必要に応じて設置・撤去!便利な「可動式」バリカー
可動式バリカーには、主に「差込式」、「上下式」、「脱着式」の3種類があります。
差込式と上下式は、普段は車両の出入りを許可したいが、営業時間外や夜間など特定の時間帯に車両進入を制限したい場合に適しています。
差込式は、地中に埋め込まれたサヤ管にバリカーを差し込むタイプです。
抜き差しが自由なので、必要な時だけ設置できます。ただし、バリカーを保管する場所が必要です。
上下式は、ポール本体が地中に埋め込まれており、上下に可動するタイプです。
差込式と異なり、保管場所に困らず、保守管理も簡単です。
脱着式は、ベースプレートにボルトで固定されたバリカーです。
工具を使えば簡単に脱着できるので、イベントや工事などの一時的な利用に適しています。
通路を安全に確保!「コの字型」バリカー
コノ字型バリカーには、主に固定式と脱着式の2種類があります。
固定式は、道路と歩道の境界や、車止めが必要な駐車場などに設置されます。
脱着式は、公共施設や普段は車の侵入を禁止している場所の入り口などに設置されます。
公園などに設置されるコノ字型バリカーは、景観を損なわないデザインのものや、アルミ製のサインプレートが設置されたものもあります。
サインプレートには、「車両進入禁止」や「歩行者専用」などの注意喚起の文字が記載されています。
場所を選ばない!持ち運びに便利な「移動式」バリカー
移動式バリカーは、簡易的な樹脂製から本格的なスチール製・ステンレス製まで、様々な種類があります。
樹脂製は、価格が安く軽量で、専用スタンドにより安定感があり、容易に移動や設置ができます。
迷惑駐車や車の進入禁止などの注意喚起に効果的ですが、強度が低く、車の衝突には耐えられません。
スチール製などの商品は、強度が高く、一時的な進入禁止や交通規制などに用いられます。
バリカーの設置をおすすめする状況
ここからは、バリカーの設置をおすすめできる状況と、逆に設置に向かない状況について詳しく解説します。
①車や歩行者の侵入を防ぎたい場合
- 住宅街の角地で、車や歩行者がショートカットのために敷地に入ってきてしまう
- 駐車場に無断駐車される
- イベント会場に無断で入場される
②安全を確保したい場合
- 工事現場で、作業員や歩行者を車両から守る
- イベント会場で、観客を車両から守る
- 道路工事などで、車道を規制する
③誘導したい場合
- 歩行者を特定のルートへ誘導する
- 車を特定の場所へ誘導する
④区画整理したい場合
- 駐車場の区画を整理する
- イベント会場のスペースを区画する
バリカーの設置に向かない状況
①頻繁に車が出入りする場所
- 車の出入りが頻繁になると、バリカーの設置・撤去が面倒になる
- バリカーの設置によって、車の出入りがスムーズに行えなくなる
②視界が悪い場所
- バリカーを設置すると、視界が悪くなり、事故につながる可能性がある
③緊急時の避難経路を妨げる場所
- 緊急時に避難経路が塞がれてしまうと、危険である
④法律や条例で禁止されている場所
- 道路など、バリカーの設置が禁止されている場所がある
⑤景観を損なう場所
- 住宅街など、景観を重視する場所では、設置に注意が必要
コインパーキングにおけるバリカーの必要性
時間貸しコインパーキングでは、利用者の車が周囲に衝突する事故を防ぐために、バリカーなどの衝突防止設備を設置することが重要です。
なぜ衝突防止設備が必要なのか?
利用者の車が近隣の建物に衝突した場合、基本的には利用者自身が第一責任者となります。
しかし、当て逃げが発生した場合、駐車場管理者も第二責任者として責任を問われる可能性があります。
駐車場の立地や周囲の環境によっては、特に衝突リスクが高くなります。
- 道路に面している駐車場
- 駐車スペースが狭い駐車場
- 周囲に建物や電柱が多い駐車場
このような駐車場では、バリカーなどの衝突防止設備を設置することで、事故リスクを大幅に減らすことができます。
周囲の建物との距離が近い場合や、過去に事故が発生したことがある場合は、特に設置を検討する必要があります。
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まとめ
バリカーは、安全確保や誘導など、様々な場面で役立つアイテムです。
この記事では、バリカーの種類や設置場所について解説しました。
バリカーの設置を検討する際は、上記の情報を参考に、設置の目的や場所に合ったバリカーを選びましょう。
この記事が、あなたのバリカー選びの参考となれば幸いです。
その他、バリカーに関する疑問や質問は、お気軽に専門業者に相談しましょう。